(ドバイ・アブダビUAEナビ)ドバイ法整備事情


ドバイ不動産に関するお問い合わせで最も多くみられるのは、「ドバイはもうバブルが崩壊するんでしょう?」というもの。


その仮説に基づいて、調査を始めた私ですが、なかなかに底堅い成長をみせるのではないかというのが、現在の私見です。


湾岸諸国の長期的な成長戦略だけでなく、ドバイの人口動態、バブリ尽くしているユーロ圏、そして現在のアメリカの情況等からみても、


初期の開発段階のような「結果的には5倍になりました」といったような儲けは難しいかもしれませんが、


場所を選べば色んな意味で妙味のある投資は可能だと考えます。


これからエントリーするリスクはもちろんありますが、数年前にエントリーするリスクを考えますと・・・

  1. 登記制度も整ってなかった
  2. いまひとつ土地所有についての認識があいまい・・・(建設予定地を見に行ったら、隣の土地だったという話も!)
  3. そもそも不動産開発計画が成功するかどうかも分からなかった


これだけのリスクをとりながら、エントリーした方たちはご褒美としての投資収益を得たわけです。


「リスク」は今も数年前も確かに存在していて、自分がエントリーしようとするマーケットに対する理解と、


リスク管理に対する認識があってはじめて投資行動が可能になることは変わっていません。


数年前に比べると、現在は、

  1. 登記制度ほか法制度が整っており
  2. 環境に配慮した建築
  3. マーケットも成熟
  4. インフラも整いつつあり
  5. 物件の良いものを選定できる段階


そのかわり、初期の頃のようなクレイジーなまでの高騰が望めない、ということなんです。


「やっぱり、日本人はババつかみをさせられるんでしょう?」


そういった認識しかない方は、そもそも海外不動産投資はするべきではなく、


日本のバブル崩壊の要因など過去の構造分析や、


UAEを含む湾岸諸国の展望を含めた総合的な投資視点を持った方のみが、エントリーする資格があるのだと思います。



どんな投資にもリスクはつきもの。


どういったリスクをとろうとしているか、そしてその管理をどのように実現するか、


それが分かってこそ、「精錬された投資家」なのです。


と、えらそーに、すいませんw


あ、ちなみに表記の件ですが、ドバイもいよいよ「エスクロー口座」が制度化されます、というお話でした。