(ドバイ・アブダビ不動産情報UAEナビ)年上の友人達


ちょっとここらで小休止。四方山話といたしましょう。


「精錬された投資家」たるべく、日々精進していますが(すいません、努力は認めてください)、


非常に参考になるのは、先輩格の投資家さんたちの体験談です。


そして失礼ながら、私はとにかく、「失敗談」を伺うのが好き。


皆さん、快く、ご自分の「駆け出し」の頃の話をしてくださいます。



御年60ン歳のマダム。


お目にかかったのは、国内の不動産投資のセミナーでした。


いわゆる、ゼロが一つ違う高額セミナーでお目にかかったのですが、


初対面の印象は「とにかくガッツのあるお嬢様」・・・


「父から東京都心のビルや土地をある日突然受け継いで、そして色んな人たちに巻き上げられたのよ」


でも、その経験をバネにして「勉強して、勉強して、今では全部取り戻したわ」とおっしゃるマダム。


さすがマダム。転んでもただでは起きません。


そんなマダムに、私自身も投資の相談をさせていただいておりました。


株価も上昇し、いわゆる大相場だった昨年夏ごろまでは、「嘘みたいな美味しい話」がゴロゴロしていました。


そして、マーケットが好調なときは「嘘みたいな美味しい話」に乗っても儲けることができるんですね。そしてまた「美味しい話」に乗ってしまう。


それはあくまでも、市場への「見込み」が甘くてもOKな上昇相場での話。


そんな時に、「嘘みたい」な話に乗ろうかどうしようか迷っている私に、マダムはおっしゃいました。


「その話は本当かもしれないし、嘘かもしれない。儲かるかもしれないし、儲からないかもしれない。でも、例えば1億が2億になったらそりゃ、嬉しいけれども、1千万が2千万になっても嬉しいでしょう?全部を投入しちゃ駄目よ。小さく小さく分けて、色んな所に分散しなさい」


基本中の基本ですが、非常に強気の相場では、うっかり「勝負」に出ようとしてしまうのが人情です。
結局、その儲け話は急激なマーケットについていけず、同じ話に乗った方たちは非常な損をこうむったようです。


私が尊敬する先輩投資家は、常にこの基本中の基本を押さえています。


実験的に冒険はするけれども、失敗したときにはそこから教訓を引き出し、ファイナンシャル・リテラシーの向上に努めておられます。


結局上記の「嘘みたい」な話には乗らなかった私…なぜなら、もしも成功したとしても、「誰かにぶら下がって儲かった」体験は、私にとって百害あっても一利はないと考えたからです。


年上の投資家の友人達は、私にとっては常にお手本にすべき存在。


いろいろな相場を潜り抜けてきた知恵を、私は吸収したいと思っていますし、彼らも惜しみなく開示してくださいます。



ドバイへの投機的な参入も、私はお勧めしませんが、こんな理由があってのことです。


フリーゾーンの恩恵を享受したい、アセット・アロケーションの一環として海外の不動産が欲しい、そういった方のお手伝いは、是非させていただきたいと思っています。


もうすぐ、いろいろと面白い情報をお伝えできるかも・・・期待して待っていてくださいね!