砂漠のバラ


ここ数年で花屋のウインドウに飾られる花が少々様変わりしているようだなとは思っていました。


先月くらいなら、アジサイ


珍しい輸入アジサイが、鬱陶しい梅雨にひときわ美しかったように思います。


あと、バラですね。バラ。


某有名マンガに出てくるような「紫のバラ」なんかが普通に置かれていて、ちょっと「21世紀感」を醸していたりもしますw


ちょっと前のニュースですが、以下はそんな輸入花についてのもの。

農林水産省の花き卸売市場調査によれば、2007年のバラの卸売数量は4億280万本と前年比5%減った。ところが大阪税関によると、関空を通じて輸入されたバラは751トンで22%の大幅な伸び。生産国をみると、ケニアエチオピアといったアフリカが目立つ。なかでもエチオピアは前年比7倍だ。

 バラの生育には年間を通し気温が安定していることや、日照時間が長いことが好条件。赤道直下のケニアやその北に位置するエチオピアは日照量が多く、海抜1800メートル前後の高地で昼夜の寒暖差も大きい。いずれも花が大きく高品質なバラの生産に適している地域で、四季がないことから、1年を通じて品質に差が出ないのも特徴だ。

 もともとアフリカは欧州向けの切り花輸出の一大産地。それが日本市場に入ってくるようになったのは、02年10月にエミレーツ航空がドバイ―関空を結ぶ路線を就航したからだ。

 それまで欧州経由で丸2日かかっていたアフリカから日本までの空輸時間はドバイ経由になったことで、わずか18時間と大幅に短縮。05年にはドバイに保冷施設も整備され、鮮度の高いバラの空輸を可能とする環境が整っていった。


原文はこちらから。


ドバイの「ハブ力(はぶりょく…造語です)」恐るべしですねえ。